ひつじの戯言

溢れた言葉を繋ぐだけ。

気のせいだと思うくらい

住宅街を歩く

燈るのは玄関口の照明

私めがけて弾けたのはヘッドライト

 

とつぜん、

きらりと光った

その輝きはあまりにも儚くて

気のせいかと思ったんだ

 

小さな輝きは地に落ちたガラス

町中の光をゆっくり集めて吐き出した

 

小さな小さなガラスの破片

儚くて綺麗で忘れてしまいそうな

光はゆっくり呼吸する